茨城県鹿嶋市で、地元の子供たち限定でサッカーのオリンピック観戦が予定されています。
その観戦の学生らに「持参は原則コカコーラ製品」「他社製品の場合はラベルをはがす」といった内容の依頼文書が渡され話題となっています。
コカ・コーラは東京オリンピックのTOPスポンサーになっていて、その配慮からこのような措置がとられているそう。
コカ・コーラのスポンサー料はどのくらいなんでしょう。
【東京五輪】コカ・コーラのスポンサー料はいくら?

スポンサーの種類
五輪のスポンサーには、4つのカテゴリーがあります。
IOCと契約を結んでいる最上位の
- 「ワールドワイドオリンピックパートナー(TOPスポンサー)」
JOC(日本オリンピック委員会)と契約を結んでいる
- 「ゴールドパートナー(ティア1)」
- 「オフィシャルパートナー(ティア2)」
- 「オフィシャルサポーター(ティア3)」
コカ・コーラは「ワールドワイドオリンピックパートナー(TOPスポンサー)」になっています。
ワールドワイドオリンピックパートナーとは?
国際オリンピック委員会(IOC)が管理するスポンサー枠で、国際的にオリンピックスポンサーであることを活用できるパートナー契約
このワールドワイドオリンピックパートナーには世界的企業14社が名を連ねています。
2015年にはトヨタが自動車メーカーとしては初めて、このTOPスポンサー契約を結び話題となりました。
スポンサーのランク別の金額
ワールドワイドオリンピックパートナー

ワールドワイドオリンピックパートナーは、1業種に1社と決められており、同業種がすでにスポンサーになっている場合は契約できません。
現在(2021年)14社が契約しています。
自社ブランドの広告をオリンピック競技大会とリンクさせることが出来、世界中で広告配信が出来るようになります
- 契約期間 10年
- スポンサー料 年間契約額は平均25億~30億
コカ・コーラも、こちらに属していますが、はっきりとした金額は公表されていません。
ちなみに、2015年に契約を結んだトヨタ自動車の契約料は、一部では2000億円とも報じられています。
年間200億円ということですね。
平均の25億~30億と比べると破格値ですよね。
ゴールドパートナー(ティア1)

現在(2021年)15社が契約しています。
日本オリンピック委員会(JOC)との契約になり、権利は日本国内に限定されています。
自社の商品に選手の顔写真などの肖像を使用することができます。
- 契約期間 最長6年
- スポンサー料 100億~200億
オフィシャルパートナー(ティア2)

現在(2021年)32社が契約しています。
日本オリンピック委員会(JOC)との契約になり、権利は日本国内に限定されています。
自社の商品に選手の顔写真などの肖像を使用することはできません。
- 契約期間 最長6年
- スポンサー料 60億
オフィシャルサポーター(ティア3)

現在(2021年)20社が契約しています。
日本オリンピック委員会(JOC)との契約になり、権利は日本国内に限定されています。
自社の商品に選手の顔写真などの肖像を使用することはできません。
- 契約期間 最長6年
- スポンサー料 15億
世界中の人が注目しているオリンピック。
スポンサーになることで、オリンピック限定パッケージの商品販売や、プロモーション映像での宣伝などが可能となります。
企業にとっては自社製品を世界にアピールできる絶好の機会となります。
高いスポンサー料を払ってもオリンピックのスポンサーとなりたい理由が分かりますね。
【東京五輪】観戦時にコカ・コーラ製品以外の持ち込みはNG?

茨城県鹿嶋市のカシマスタジアムで地元の小中学生限定でオリンピックのサッカーを観戦することになったそうです。
その際、持ち込む飲み物は「コカ・コーラ社製の飲料でお願いします」と保護者に通知していたことで市に苦情が殺到。
コカ・コーラ社は東京オリンピック最上位スポンサーの「ワールドワイドオリンピックパートナー」となっていて、スポンサーへの配慮からこのような通知を出したようです。

市教委によると、組織委が会場を視察した際、担当者が各校の教職員に
「コカ・コーラ社製以外のペットボトルは持ち込み禁止で、それ以外はラベルをはがして」
と発言したのを受けた通知だったそうです。
東京オリンピック組織委員会は、ペットボトルなど競技場への持込禁止物品に関する規約を定めています。
ガラス容器、缶、紙パック・アルミパック等、ペットボトル・水筒(1人当たり、いずれか1本で容量750ml以下のペットボトル・容量750ml程度の水筒を除く)
引用: https://news.yahoo.co.jp/
これに違反すれば、入場を拒否されたり、退場処分を受ける場合もあり得るそうです。
近年のオリンピックでは、競技場への飲料の持ち込み自体が一律で禁止されています。
- 液体爆発物によるテロを防止
- IOCの最高位スポンサーのコカ・コーラ社に対する配慮
しかし、東京オリンピックでは猛暑が予想されており、観客の熱中症対策として、容量や本数の限度で例外的に飲料の持ち込みが認められているそう。
市教委は学校にコカ・コーラ製品以外の飲料はラベルをはがすことのみ求めていたそうで、「誤解のある表現だった」としています。
ネットでの反応
小学生のオリンピック観戦に水筒禁止でコカコーラ製品持参強要って…
それこそ、スポンサーが配ったったら良かったんやないか?
そんなかかるもんでもないし、儲けとるやろうに。
アホやなぁ。— ヒロシ (@hiro_rockstain) July 19, 2021
コカ・コーラ騒動、いや、コカ・コーラ製品展開結構あるんだからコカ・コーラ飲んだれよぐらいの気分にしかならん。
もえるほどか?ラベルはがしゃあいいわけだし。
普通に炎天下なんだからいつも通りアクエリ持ってけ。ポカリ派は残念だが、別にこまりゃあしないやろ。持ち込み不可じゃないんだし。— たまき@朝晩ラジオ体操 (@TqqbHnzKWDymnyd) July 19, 2021
(´・ω・`)コカコーラ製品しかダメなら無料で提供したほうが企業イメージよかったんじゃないか?
— 麻生儀商店 (@AsougiCo) July 19, 2021
今思ったのは、
これ、新型コロナ無かったら
「新製品は配る」
「持ち込み禁止」
「会場内ではコカ・コーラ製品のみ販売」
だったんでしょうねと考えるとそれらが全て出来なくなって
宣伝としても売上としても見込みが立たなくなってるのかも知れませんね^^;— Kudoh@Ship3 (@pu_so2) July 19, 2021
オリンピックの持ち込み飲料がコカ・コーラ製品のみで騒がれているけど、東京五輪だけの特別事項ではなく、以前の大会からそうなんだけどね。
例えば五輪じゃないけど、ラグビーのワールドカップは一切の持ち込み禁止だったし、スポーツの国際的な大会では一般的なこと。今更感ではある。— OitaJiro (@Wolfgang_227) July 19, 2021
私は前々からコカ・コーラ製品は買ってないのよ。そりゃ自販機がそれしかなくて致し方なく買う時はあるよ。でも複数ある時は絶対買わない。企業姿勢が嫌いだから。
— A.Takeishi (@ikaikayo) July 19, 2021
#コカコーラ
流石にコカコーラ製品を無料で配れというのは過ぎていると思う。
ただなんというかオリンピックに何観に来てるの?と言えばスポーツを観に来る訳で選手にコカコーラ製品を飲むように協力をあおぐのは分かる、宣伝になる。
観客は別によいのでは。熱中症も危惧されているのに。と。— YUMI (@kmk_chicken) July 19, 2021
子どもたちの五輪観戦時に、コカコーラ製品以外を持ち込むなとか、ラベルを剥がせだとか、もはやコカコーラハラスメントかよ😩
そもそも子どもたちに観戦させる必要なんてないけど、スポンサーだからといってでけえツラすんじゃねーよコカコーラ💢
トヨタが五輪中継のCMから降りたのとは対照的だな。— い ち (@ichi_frienger69) July 19, 2021
コカ・コーラ社製だとかラベル剥がせとか話題になってるけど…オレは「750mlまでのペットボトル2本まで」の方が引っかかる。くっそ暑いから、合計1.5Lじゃ絶対足りないやろ。
コカ・コーラ社がスポンサーなら、「場内ならコカ・コーラ製品飲み放題」とかやってくれよ。— Uramocha (もーさん) (@uramocha) July 19, 2021
まとめ
茨城県鹿嶋市で、地元の子供たち限定でサッカーのオリンピック観戦での持ち込み飲料は原則コカコーラ製品との依頼で苦情が殺到しました。
コカ・コーラはオリンピックのTOPスポンサーになっており、原則会場での飲み物はコカ・コーラ製品にしてほしいとのことでした。
ただ、他のメーカーの飲料はダメというわけではないそうですので、臨機応変に決まりを守り、気持ちよく観戦していけたらいいなと思います。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。