女子フィギュアスケート界の新星、紀平梨花(きひら りか)選手の活躍が注目されています。
男女シングル史上初の「四大陸選手権」連覇や、「全日本選手権」の連覇など輝かしい功績を次々に残されていっています。
幼年の頃よりスケートを始めて今日に至るまで、
「どのような幼少時代をすごしてきたのか?」
「その強さの秘訣はどこにあるのか?」
など気になる経歴を調べてみました。
そこで紀平梨花選手の
- 通っていたバレエ教室
- 出身中学、高校、大学
について詳しくまとめました。
紀平梨花選手の強さの秘訣が気になった方はぜひ読んでみてくださいね!
紀平梨花が通っていたバレエ教室はどこ?

紀平梨花選手はスケートで演技構成点を上げるため、6年以上前より渥美桂子バレエスクール(大阪府高槻市)に通われています。(現在は通われていないかもしれません)
バレエのレッスンを受けることにより、手の動きがやわらかく、なめらかな表現が出来るようになったそうです。バレエのジュニアGPシリーズ第5戦スロベニア大会では、みごと優勝をされています。
スケートの表現力を高めるために始めたバレエですが、バレエでも優勝されるほど身体能力が高いことが伺えます。
スケート上達の為に、がむしゃらに努力する、紀平梨花選手の強さの秘訣はここにあるのでしょうね。
〒569-0852 大阪府高槻市北柳川町4-3
Tel&fax:(072)694-5104
toiawaseatsumi@gmail.com
実は、紀平梨花選手は幼少の頃一度バレエ教室に通われています。
スケート、バレエ、体操、ダンス、水泳、ピアノなど8つものお稽古に通われていました。
しかし、お稽古を始めてから数年後にスケート教室の先生から「トゥシューズを履かないように」と指導され、バレエはこの時に辞められたのではないかと思われます。
スケート、バレエ、体操、ダンス、水泳と体を鍛えるお稽古事が多いですね。
紀平梨花選手の身体能力の高さはこの頃に鍛えていたことが基礎なって今に繋がっているのは間違えなさそうです。
出身中学や高校、大学は?

一般的な中学生・高校生なら友達とたくさん遊びたい時期だと思いますが、紀平選手の学生時代は、ほとんどの時間をスケートに費やしてきたようです。
スケートを中心に学校選びをし、文武両道を叶える努力をされてきた事が伺えます。
中学時代の紀平選手
2015年に西宮市立上ヶ原中学校(兵庫県)へ入学。
中学時代には関西大学KFSC(関西大学カイザーズフィギュアスケートクラブ)に所属していますが、関西大学KFSCは関西大学系列の学校に在学していなくとも所属することができます。
紀平さんは関西大学中等部に転校したという情報もありますが、西宮市立上ヶ原中学校卒業になっていますので、同中学に通いながら関西大学KFSCに所属していたのではないかと思われます。
紀平さんが進学した中学は、自宅から遠かった為「娘がスケートの練習に集中できるように」と、ご両親は住んでいた一戸建てを売却し学校とリンクに通いやすい場所に、家族で引越されました。
母親はリンクへの送り迎えのために会社員をやめ、派遣や、パートに転職し、父親もアスリートとしての紀平選手を力強くバックアップしていたそうです。
娘の為にすべてを投げ打つご両親、家族に支えられてスケートの練習を思い存分出来たことが、今の紀平選手の強さへと繋がっているのだと思います。
紀平選手は中学時代、休日の練習に行く時のお弁当は自分で作っていました。
これは母親と約束して決めたそうですが、1つの事に責任をもって出来るようにという厳しくもあり、アスリートとしてくじけない強い精神力を身につけてほしいという母親の願いもあったのだと思います。
そんな家族に支えられて、紀平選手のメンタルは鍛えられていったのでしょうね。
見た目は可愛く、性格はおっとりしているように見えますが、がまん強さや目標に向かう信念の強さは人一倍あるようです。
体型維持のための厳しい食事のコントロールもしっかり自分でして、パンやケーキなどの太りやすいものには一切手を出さず、遠征先にもヘルスメーターを持参して体重管理をしていたそうです。
強靭なメンタルはこの頃から紀平選手に備わっていたのですね。
スケート一筋に過ごした中学時代は、「卒業式」も「修学旅行」も行くことができなかったそうです。
競技中心の日々の生活の中で紀平選手は普通の中学生のように学校の行事に参加できないこともありましたが、将来の道のりを見極めて自分で強い目標意識を持ってやっていたそうです。
高校時代の紀平選手
2018年にN高等学校(大阪府大阪市)に入学。
浅田真央選手に憧れる紀平選手は、15歳の時に大きな決断をしました。
フィギュアスケートを続けるために、ネット通信制の「N高校」(本校・沖縄県うるま市)に進学したそうです。
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N高等学校は、ニコニコ動画を運営するドワンゴを傘下にもつ角川が2016年4月に立ち上げた高校です。
ネット社会に対応するためスマホなどを活用、時間を効率的に使って高校卒業資格に必要な授業を受けたり、リポートを提出するのが特徴です。
2020年12月時点で、16,641名以上の生徒が全国で学んでいます。
ネットで必修授業や将来につながる課外授業が学べる高校で、時間に縛られないネットコースでは、効率よく高校卒業資格のための学びが出来ます。
自由になった時間を有効に使い、紀平選手もスケートの練習に全力を注ぐことが出来たため、そのような環境が良かったのではないでしょうか。
練習の合間、車の移動時間、寝る前に授業を受けるためにスマホと向き合い、年に5日間程度は直接大阪の会場で「実地授業」に出て合宿のようなカリキュラムもこなしてきたそうです。
eスポーツのサッカーゲーム「ウイニングイレブン」で優勝した日本チームの相原翼選手や囲碁の女流棋聖、上野愛咲美さんもN高校の在校生です。
スケートをメインにした生活を送りながら、高校生としてネットを通じて学んでいた紀平さん、すでに世界の第一線に立って活躍していたことに驚きます。
ご本人の並みならぬ努力の結果だと思います。
2018年の実績
日本スケート連盟主催「第87回全日本フィギュアスケート選手権大会」 | 2位 |
国際スケート連盟公認「グランプリファイナル2018」 | 優勝 |
国際スケート連盟公認グランプリシリーズ「2018フランス杯国債フィギュアスケート競技大会」 | 優勝 |
国際スケート連盟公認グランプリシリーズ「2018NHK杯国際フィギュアスケート競技大会」 | 優勝 |
フィギュアスケート国際競技大会 第26回 オンドレイネぺラトロフィー | 優勝 |
2019年の実績
日本スケート連盟公認「第88回全日本フィギュアスケート選手権大会」 | 優勝 |
国際スケート連盟公認「フィギュアスケート国際競技会グランプリファイナル2019」 | 4位入賞 |
国際スケート連盟公認「フィギュアスケート国際競技会グランプリシリーズ第6戦 日本大会」 | 2位 |
国際スケート連盟公認「フィギュアスケート国際競技会グランプリシリーズ第2戦 カナダ大会」 | 2位 |
国際スケート連盟公認「オータムクラッシックインターナショナル2019」 | 優勝 |
国際スケート連盟公認「世界フィギュアスケート選手権2019」 | 4位入賞 |
国際スケート連盟公認「チャレンジカップ2019」 | 優勝 |
国際スケート連盟公認「四大陸フィギュアスケート選手権大会2019」 | 優勝 |
2020年の実績
第89回全日本フィギュアスケート選手権 | 1位 |
国際スケート連盟公認「チャレンジカップ2020」 | 優勝 |
国際スケート連盟公認「四大陸フィギュアスケート選手権大会2020」 | 優勝 |
大学進学へ
紀平選手は現在、スイスを拠点に練習を積んでいます。
来春、早稲田大学人間科学部の通信教育過程(eスクール)に進学することが発表されました。
講義の受講、質問、議論、レポートの提出、小テストなど、すべてインターネットで行います。
紀平選手のように海外に拠点があり大学への通学が難しい場合でも、ネット環境さえあればどんな時間でも大学の講義を受講できるので、自分のペースで卒業を目指すことが出来るのが特徴です。
紀平選手は、2022年の北京オリンピックへの出場を目指すためにスケートの練習と学問を両立できるeスクールを選ばれたのだと思います。
毎日登校する必要がなく、マイペースで学習できるので、紀平選手のように世界で戦うアスリートの環境にも適しているといえますね。
スケートと学問の両方を頑張っていくのは大変なことも多いとは思いますが、頑張り屋の紀平選手ならきっとうまく両立していかれるのではないでしょうか?
あの羽生結弦選手も、カナダを拠点にしながら早稲田大学の同学部で学び、昨年9月に卒業されています。
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荒川静香 八木沼順子 井上怜奈 村主章枝 中野友加里
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まとめ
今回は、紀平梨花選手についてまとめてみましたが、幼年の頃よりスケートにかける情熱が熱く伝わってくる人生の過ごし方をしてこられたのだと感じました。
まだまだ遊びたい時期からスケートという競技に向き合い、一心不乱に努力されてこられたからこそ、今の紀平選手の強さがあるのだと思いました。
これからますます活躍の場を広げていかれる事と思いますが、今までの努力が必ず成果として現れていくことでしょう。
2022年の北京オリンピックでは金メダル目指して頑張ってほしいです!
最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。