2021年4月25日に菅政権発足後、初の国政選挙となった衆参3選挙が投開票されました。
今回話題となっているのは、自民党幹事長代行を務める野田聖子衆院議員がこの日午前2時過ぎに自身のツイッターを投稿した時の内容です。
それは、広島選挙区の自民党候補者への応援とみられる内容だったようです。
公職選挙法では、投票日当日の選挙応援は禁止されていますが、それを破ってツイートをしていた。
その内容はいったいどのようなものだったのでしょう。
気になるツイート内容を見ていきましょう。
参議院の広島選挙区再選挙で新人の宮口治子氏が初当選
新人6人が立候補した参議院・広島選挙区の再選挙は、立憲民主党などが推したフリーアナウンサーの宮口治子氏が、自民党の新人・西田英範候補者らを抑えて、初めての当選を果たしました。
- 宮口治子、諸派・新。当選。37万860票。
- 西田英範、自民・新。33万6924票。
- 佐藤周一、無所属・新。2万848票。
- 山本貴平、NHK受信料を支払わない方法を教える党・新。1万6114票。
- 大山宏、無所属・新。1万3363票。
- 玉田憲勲、無所属・新。8806票。
宮口氏は、地元ラジオ局でパーソナリティーを務め、現在はフリーアナウンサーとして活動されています。

名前 : 宮口治子(みやぐち はるこ)
生年月日 : 1976年3月5日
年齢 : 45歳(2021年4月現在)
出生地 : 広島県福山市
出身校 :大阪音楽大学音楽学部声楽科
所属政党 : 結集ひろしま
今回の再選挙は、おととしの参議院選挙をめぐって公職選挙法違反の罪で有罪が確定した河井案里氏の当選無効に伴うもので、焦点は「政治とカネ」の問題でした。
宮口氏は、政治とカネの問題をクリーンにしなければ政治は変わらないと訴え、各層などから幅広く支持を集め初めての当選となりました。
当選した宮口氏の喜びの声。
「まだ少し信じられないような気持ちがある。小さな声をしっかり聞き、ぶれない気持ちを忘れずに、皆様のお役に立てるようしっかり頑張っていきたい。政治家として遠いところに行くのではなく、いつもと変わらないままでがんばっていきたい」
引用: https://www3.nhk.or.jp
野田聖子議員のツイ消しの内容とは?
今回の選挙は、河井案里前参院議員が夫の河井克行被告とともに買収目的で地元議員ら94人に総額約2900万円を配った事で当選無効に伴う再選挙でした。
それだけに政治の「クリーンさ」が争点となる選挙で、両陣営の党幹部が次々と現地入りする激戦となっていました。
今回野田氏は、衆議院議員小林史明議員と共に自民党の新人・西田英範候補者の応援として福山市に訪れていたそうです。

名前 : 西田英範(にしだ ひでのり)
生年月日 : 1981年8月3日
年齢 : 40歳(2021年4月現在)
出生地 : 広島県広島市
出身校 : 早稲田大学法学部
所属政党 : 自由民主党
2021年4月25日に衆参選挙の投開票が行われましたが、この日午前2時過ぎに野田氏は自身のツイッターを更新。
問題のツイートはこちら

たくさんの方にお集まりいただき、本当にありがとうございました。
皆さんの貴重な1票をぜひ西田ひでのりさんに託してください! #野田聖子」
野田聖子氏、公職選挙法違反?
公職選挙法では、投票日当日の選挙応援は禁止されているのですが、これを堂々と破った結果になってしまったようです。
【選挙運動期間に関する規制】
選挙運動は、選挙の公示・告示日から選挙期日の前日までしかすることができません(公職選挙法第129条)。
違反した者は、1年以下の禁錮又は30万円以下の罰金に処することとされており(公職選挙法第239条第1項第1号)、選挙権及び被選挙権が停止されます(公職選挙法第252条第1項・第2項)。引用元 : 総務省
ネットでも、野田氏の今回のツイートに批判が殺到しました。
さすが野田聖子だわ
選挙違反者の所為で再選挙になって、その選挙で違反するってw
— ノア (@tooooanooooa) April 25, 2021
野田聖子さんも、迂闊な選挙違反してしまったから、
そこを突かれて広島再選挙の戦犯にされまっせ。根はもっと深いところにあるのに。
— sk_ut 🍩 (@sk_ut) April 26, 2021
当人は現在ツイートを削除して沈黙です。選挙違反に選挙違反を被せてくる。
許せません。既に拡散されているようですが、さらに多くの人に伝えなければならない、今のこの酷い体勢を。#拡散希望 #野田聖子— もふたゆ (@mofutayudayo) April 25, 2021
野田聖子の選挙違反が許されるかどうか日本の人たちはよく見ておきましょう。
😮
— hana☆ (@hana_taba2) April 25, 2021
公職選挙法違反ツイートをサラッとツイ消ししていいもんなの?まあ、めっちゃ魚拓取られてますけど。#野田聖子
— gorai (@gorai69881074) April 25, 2021
野田氏は2017年から18年まで選挙を管轄する総務相を務めていたが、公職選挙法の知識はあまりなかったのであろうかと思ってしまう行動になってしまいました。
コロナ禍で未来を見通せない有権者が増える中、国民が自民党への不満も隠せない中、この日行われた国会議員の選挙は、広島に加え北海道、長野と野党の3戦全勝に終わりました。
まとめ
今回の衆参3選挙は自民党の「全敗」に終わりました。
野田聖子氏の軽率とも思われる行動に国民の厳しい声が話題となりました。
今後、自民党はどれくらい国民からの支持をえられるか慎重な行動が問いただされそうです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。